八ヶ岳南端の網笠山に行ってきた。遠目には雪は殆どない。楽勝の往復7時間行程と思っていたら、八ケ岳を甘く見てはいけない。このところの寒暖差により登山道のほぼ9割以上が雪が解けて固まり、ガチガチの氷となっているのだ。このような場所でも登りは何とかなるが、下りが怖い。この時期を甘く見て、手入れなしの丸刃アイゼンで臨んだのが失点。急斜面の下りはアイゼンが滑って転びそうになる。落ち葉の下も氷だ。何とか乗り切ったが、いい教訓になった。しかし天気は最高では南八ヶ岳の主峰が眼前に迫り、南北中アルプスの山並みが白い屏風のように連なっていた。