神威、ペテガリ、石狩、ニペソツ(6月21~7月3日)

 北海道の山、四座のツアー(延べ12日)に参加した。登山口までの林道通過も含め厳しい山なのでそれなりの人達が集まるツアーで、若いガイドはコースタイムの85%位でとばす。最高齢の私は必死にガイドの後を追う。神威岳やペテガリ岳ではバテテ登頂できない人もいた。本州では大雨だったようだが、北海道ではニペソツ岳除いて頂上では晴天であった。神威岳は沢遡行+900mの急登で歩行10時間。ペテガリ岳の初日はペテガリ山荘まで沢を詰め峠を越して4時間のアプローチ。宿泊装備で荷は重い。ペテガリ岳アタックは長いアップダウンの繰り返しの末、最後は500mの急坂が待っていた。特にこの日は暑く、額から汗が滴り落ちる。でも頂上からの眺めは良く、昨日の神威岳や次のニペソツ岳の槍のような鋭鋒が素晴らしかった。歩行11時間で登り返しもあり疲れた。二山の登山口までの林道は荒れており、雨で通行止めの可能性が大だ。石狩岳は奥まった山だが比較的登りやすかったが8時間の行程だ。ニペソツは生憎の霧であったが、ペテガリから眺めた通り、急峻な岩峰で歩行は10時間を超した。ただ高山植物が綺麗で、特にイワウメの群生が見事だった。今回厳しい四座への挑戦、足が心配であったが、ツアーの谷間の休養もあり、何とか登りきる事が出来た。北海道はまだ8座残っており、頑張ろう。