200名山の中では最も登りずらい山との前評判だったが、その厳しさを実感した。まず初日の林道でヒグマと遭遇、その距離5m程。身が凍てつき、じっとヒグマとのにらめっこ。運よくヒグマが逃げてくれて命拾い。この山は林道2時間、後は登山道は無く沢を遡行するしかない。それも水量が多く膝上の渡渉を30回以上も続ける事4時間、その後は雪渓歩きや、標識が殆ど無く、道迷いしながら(殆どの登山者が経験)の涸れ沢の登攀が3時間、稜線鞍部に達し、踏み跡程度の稜線の道を辿る事1.5時間やっと標識もない山頂に達する。道迷いの時、役だったのが昭文社の地図アプリ。点線道からの自分達の位置関係を即座に表示してくれ助かった。私の50年に渡る登山経験の中で一番大変な山が北海道日高山系のこの山であった。注:カムイエクウチカウシ山の名はアイヌ語で「熊が転げ落ちる山」との事。
・すべてのスタート地点の無人避難小屋。 ・この河原が登山道である。 ・このような河原を4時間以上遡行する。 ・膝上の渡渉を何回も繰り返す。 ・川の上部は雪渓だ。沢靴から登山靴に履き替えて登る。 ・上部に枯れ滝をよじ登る。 ・上部カールも道迷いが多い。 ・カールから見たカムエク(通称)中央奥が山頂。 ・山頂には標識も何もない。 ・流石北海道。シラネアオイが満開であった。 ・サンカヨウも咲いていた。 ・オオバミゾホウズキも群生していた。