北アルプス裏銀座、野口五郎岳の近くの支稜線に聳える日本百高山99座目の南真砂岳(2713m:89番目)に登ってきた。田舎の用事と併用した為、多少天気が心配だったが決行した。生憎1日目のブナ立て尾根はずっと雨で下着まで濡れた。初めて裏銀座に足を踏み入れたのは1967年8月で、未だ高瀬ダムが無く、今はダム湖の下に沈んでいる「濁小屋」からであった。当時は稜線歩きが主で、南真砂岳など眼中になかった。今回余裕を見て烏帽子小屋、野口五郎小屋に2泊したが、13時頃には小屋に到着し時間を持て余した。南真砂岳は裏銀座縦走路から湯股温泉に下る唯一の下山路である竹村新道の途中にあり、踏破したかったが下流の橋が流失し、又道が荒廃しているとの情報から年寄りには無理と判断し、ピストンとした。最終日は晴天に恵まれ北アルプスの景色を堪能した。
南真砂山、右の雲の中が槍ケ岳
1967年当時の濁小屋 当時の先輩達と野口五郎山頂
烏帽子小屋 野口五郎岳
野口五郎岳山頂 南真砂登山口
南真砂山頂 野口五郎小屋
槍ケ岳 水晶岳~赤牛岳の縦走路
奥、剱岳~立山連峰、手前烏帽子岳 トウヤクリンドウとコゴメグサ