北陸地方で夏道がなく雪のある時期しか登れない300名山、猿ケ馬場山と野伏ヶ岳に登ってきた。事前調査で大変な山だとは知っていたが、本当に大変だった。猿ケ馬場山は白川郷の集落から登り始めるが、1時間程歩くと前日降った30cm位の重たい雪のラッセルが6時間程頂上まで続く。先頭で10分もラッセルすると足が上がらなくなる。往復10時間の雪との格闘であった。でも好天に恵まれ白山連山が非常に綺麗だった。白川郷の湯で体を癒し、次いで野伏ヶ岳に挑戦。ここは少し名の知れた山でトレースはついていたが、往復8時間ほどかかった。樹林帯の長い尾根と雪稜の急坂が大変だった。天気はイマイチで白山の展望は空想するしかなかった。でも課題であったこの二山を征服出来たことはラッキーであった。雪の少なかった今年、3月になってやっと本格的な雪山登山を楽しめた。でも疲れた。